Go toでイク!西成の旅~後編~

前回までのあらすじ

 一行は大阪屈指の料亭街、飛田新地にやってきた 18歳未満は見るな

 

そもそも飛田新地って何よ

 今更こんなこと書く必要ないと思うんですが、飛田新地っていうのは高級料亭、すなわちお高い料理を出す店が集まってできたエリアです 有名な料理にはお茶やせんべい、アメなどがあり、行ってみた僕としては「18歳以上にしか食事を出してくれない」「メニューに料理名ではなく時間が書いてある」といった点が料亭としては特徴的だと思いました(棒読み)

 要するに料理を運んでくるおねーさんとアチチでムフフなことをする店です

 

 ちなみに飛田新地一帯は撮影禁止なので、あまり画像はありません 僕の絵で勘弁してください

 

本題

 前回の看板を左に曲がり、いよいよ飛田新地の本丸へ 近づくにつれ街全体の雰囲気が違うことに気付く

 

 街全体からそこはかとなく女の子のにおいがするのだ(化粧とかそういうのかな?) 先程までいた動物園前一帯がオッサンの匂いがするのと全くもって対照的で、本当に同じ西成区かよと思ってしまいました ちなみに同行してる他の3人は皆何回か行ったことがあり(特に1人は3,4回行っているプロ素人童貞)、僕だけが初飛田という状況

 

 そして一行はまず「青春通り」へ これも数多くの飛田レポが存在するので今更言うまでもないが、飛田新地には「青春」「メイン」「妖怪」といった年齢ごとに分けられた通りが何本もあり、その中で最も女の子の年齢が低く人通りも多いのがこの青春通りである

 

 青春通りを目の前にした第一印象は、「ここはテーマパークか?」であった。日本式の木造建築に、ピンク色のネオン。それらが何十、何百と連なり、とてつもない"非日常感"を与えていることに対し、何とも言い難い、ノスタルジーに似た感情を抱いてしまった。

日本人が忘れてしまった和の心は、ここにあるのかもしれませんね。

日本っていいな。和風総本家のお時間です。

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 ポエムはどうでもいいとして、それぞれの建物は共通してこのような形態をとっていました

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 女の子1人とおばちゃん1人が店の前(っつーか1階部分だな)に座っており、おばちゃんは通りかかる人たちに「ねぇねぇそこのおにーさん、ちょっとよってみてってやー、ホンマにかわいいでー、ウチに決めてきなー」と声をかけて行く。女の子は基本的に笑顔でこっちに向かって手を振るだけで喋ってはこないです(ちなみにチチが大きい女の子の場合、手を振る時におチチも揺れるので強制的に目線をそちらに向けることになります)

 

 そう、この飛田新地、全国でも数少ない「実際に女の子の顔を見て入店できる風俗街」なのである そのためここに来た人はこの広い広いエリアを自らの足で歩き回り、自分の感性と"自身"にビビっときた(僕はこのような感情を「アチす」と呼びます)女の子を選ぶことになるのだ

 

 一行も例に漏れず青春通りを歩き回る。一軒一軒からかけられるおばちゃんの声。女の子を数人見た僕は他の3人に言う。

 

 「なぁ、今見た感じ俺全員イケるんだけど…これ何が起こってんの…?」

 

 それもそのはずこの青春通りは日本屈指のルックスの良さでも有名であり、(恥ずかしながらオンラインで外出が減り女性の顔を見る機会が殆ど無かったからとはいえ)見る人見る人全てがストライクゾーンに入る状況、これでは決めるに決められない

 

 なんとか一周歩き終え、1人が「どう?決まった?」と聞く。

 

 「すまん、見るの夢中で選ぶの忘れてた…俺もうこのまま帰っていい?」

 

 当然帰るはずもなく2周目へ。しかし、ある異変に気付く。

 さっきまでいたはず女の子が同じ場所にいない。1周目にいなかった女の子がいる。何ならこの店はさっき歩いた時には無かったはずでは?さっきの金髪ショートにメガネの性癖ドストライクお姉さんはどこ?

 

 これが飛田特有の「神隠し」である。女の子が店の前にいる、ということは他の人に選ばれた女の子は当然店の前から姿を消してしまい、一定時間経たなければ戻ってはこないのだ また、女の子は一定時間で入れ替わる他に、店の営業時間もそれぞれ異なるため、一度見た女の子が次来た時にいるという保証は全くもって無いのである

 

 そんなことを思い知らされながら、ブラブラと歩く。何周か歩く中で、1人の女の子に目が向かう。長い黒髪に和服美人。僕のTwitterのいいね欄にあるようなキリッとした感じのお姉さんでは無かったが非常にかわいらしい雰囲気を出していた。次来た時にはいないかもしれない。ならばここで決めるしかない。店ののれんを越える。女の子がいる状態で店に入ることはすなわち「ここに決めた」ということを意味する。

 

 「ガンバレー、xx!!!!!!!!!!」(僕の本名)

 

 僕の本名を叫ぶちゃろぺ君の声援を背に、笑う女の子に手を引かれ2階へ そしてふすまの先には薄暗い、しかしオレンジ色の照明の和室があった。部屋に通される。

 

 「来てくれてありがとうねー、今日は20分で16000円と、30分で21000円のがあるんだけど、どっちにする?」「30分で。」

 これはいわゆるプレイの時間である。参考程度に、福岡の中洲にあるとある店が60分24000円であることを考えると比較的割高であるといえる。それもそのはず、飛田新地では風呂に入るとかそういった過程を全部すっ飛ばして行為に入るので、その分時間が短いのだ。

 

 「じゃあ、今からお菓子取ってくるから服脱いで待っててねー」とおおよそ日常会話では用いられないようなセンテンスを聞きながら21000円を手渡し、パンツ一丁に正座で女の子を待つ。その間に、部屋の中を目で見てみよう。

 

 畳の部屋(6,7畳くらい?)の入り口側の壁際にお菓子を置くちゃぶ台が1つ、そしてその反対側に布団が1枚、その周りに薄い照明。アロマが入った小瓶が布団の頭側と足側に2つ、ピカチュウイーブイのぬいぐるみ、そして…

 

 いわゆる風俗店と呼ばれる店では到底見たことのないものが部屋にはあった。

 

 「おまたせー」3分ほど待つと、女の子がニコニコしながら入ってくる。「布団いこっか」と言われるがままに布団に向かうと、女の子も服を脱ぐ。和服ってそうやって脱ぐんだなと感心したり

 

 とまぁここまで真面目に書いたんですが本番中のことは書いててこっぱずかしくなるくらい普通の行為だったんで書きません(騎乗位2分くらいやってその後正常位でしたぐらいで、どっかのレビュー漫画みたいに色々体位してもらったとかそういう話もないので) 

 しいて言うなら歩き疲れてたせいか「うーん、あんまり大きくなってないけどそのまましよっか」と言われて自分の精力の無さを恨んだり30分中で引き延ばそうとして割とゆっくり目にやったくらいです 気持ち良かったか否かでいえばアホほど幸せでした(クソみたいな感想)あと前情報で「飛田は身体とか触らせてくれないよ」とか聞いてたけど普通に胸触っていいか聞いたら触らせてくれました

 

 行為が終わり、気になっていたことを聞いてみる。

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 「そこに貼ってあるポスター、佐久間まゆですよね?」

 なんと彼女は現役のまゆP、しかもライブ現地参戦はもちろん、コスプレまでするガチ勢でした。その後は互いにずっとデレマスの話しかしてなかったですね(つーか10分以上話してたから30分選んだ意味あったのかな?)

 

 でもなぁ…俺がデレPだったの2015年9月からのほぼ1年間だけなんだよなぁ… そのせいで割と7thの話とかされてもチンプンカンプンだったしまゆのソロ曲のタイトルすら忘れる始末だし割と申し訳なかったです

 

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www.amazon.co.jp 会話の中でも出したのですが、これは当時白坂小梅Pだった頃の僕がデレマスで唯一買ったCDです ドラマパートで脳が溶けました 一応Amazonのリンクを貼っておいたので皆さんもぜひ聴いてみてください 買え

 

 そして時間を知らせるベルが鳴り女の子と2人で1階へ 店を出る時にペコちゃんキャンディーを貰いました

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 このキャンディーが優れもので、これを持って歩いているとおばちゃんたちの「おにーさん、寄ってきや」が「おにーさん、おおきにな」「ありがとうな」に変化します まるでボスを倒した後に村人のセリフが変わるみたいなシステムですね 

 まぁ舐め終わったら元通り声かけられるし、何なら「私は今さっきセックスをしました」という事実を周りの人間に見せつけてるのと同義なのでよく考えたらそんな良いものでもないですね(前言撤回)

 

 その後近くのたこ焼き屋で他の人(飛田プロや入るか入らないか30分くらい悩んだ挙句入ったちゃろぺ君)を待ち、全員が揃う。

 

 その顔は、皆笑顔に満ち溢れていた。

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 特に僕ともう1人から金を貰って初飛田をキメたちゃろぺ君はこんなポーズまでしてくれました

 

 

 ホテルに向かうタクシーのあんちゃんが陽気に話す。「どや、気持ち良かったやろ。まぁちょいと”料亭”で”メシ”食うてきただけやろけどなぁ。ガハハ」「まぁただの料亭っすからねw」

 ちゃろぺ「ところで、ホテルの近くに●●会館みたいないかつい建物あったけど、あれってもしかしてヤクザっすか?」「あんちゃんええ目しとんな、当たりやで。あの辺昔からヤクザ多いねんなw」

 

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 あれ本当にヤクザだったんだ…(ちなみに宿泊したホテルは道頓堀沿いかつ大通り沿いの安全な一等地にあり、本来ならば心斎橋駅からまっすぐ歩けば事務所街なんか通らなくても辿り着けます。 ホテルの名誉のためにもこれだけは言っておきたかった)

 

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 帰りにこんなものを食べました 牛肉を使った二郎系ラーメンらしく、普通に美味しかったです あと、ホテルはこんな状況か大浴場が貸し切り状態で久しぶりに身内だけで風呂に入れました

 

最後に

 今回飛田新地で学んだこと、それは「決断を即座に行うことの大切さ」である。飛田新地には数多くの魅力的な女性がいるが、どの店に入るかを悩んでいては、良いと思った女の子を逃してしまう。事実、私も最初に目を付けたお姉さんが消えてしまったし、飛田プロの友人でさえ決断までに3人も同様にして逃しているという。

 飛田新地だけではない。我々が生きる人生は常に選択と決断の連続だ。しかし、決断を遅らせることはすなわちチャンスの喪失、ひいては人生における成功機会の損失を意味する。迷っている暇はない。自分が良いと選んだ道を進む。善は急げ。これが、私がこの2時間で心に刻んだ教訓である。

 

 まぁ、1回終わった後にもう1周見て「うーん、おかわりしちゃおうかなw」とか言ってたんですけどね。

*おかわり…2人目に行くこと。

 

 

 今回の大阪遠征はこんなもんです 急に決まった割には大阪(つっても西成区だけだけど)を満喫できたと思います

 次回からは福岡遠征記に戻ります 記憶が残ってるうちに書きたい(というかそろそろ8か月前になるんですね)